偕成社「火星の合成人間」(訳:内田庶、画:武部本一郎)

タイトルは「合成人間」ですが、表紙絵でおわかりのとおり、第9巻ではなくて第11巻「火星の巨人ジョーグ(ジョン・カーターと火星巨人)」です。ジョーグにしろピュー・モーゲルにしろ合成人間ではありますが、紛らわしいですね。このカバー絵とカラー口絵が武部画伯の作で、中の挿絵は別の人(伊勢田邦彦氏)。この挿絵もなかなか良いですよ。
これは偕成社SF名作シリーズの11ですが、同じく15に「火星のプリンセス」があります。何で最終巻の方が最新刊より前にあるのか、不思議です。
(この本、ちょっと状態が悪くて、全体に水濡れした形跡があり、かつ、この画面で左の方にカビが発生しています。)

口絵(画:武部本一郎)

挿絵(画:伊勢田邦彦)
アルシオと闘うジョン・カーター。
剣の鞘が工芸品みたいで高そう。
 
ジョン・カーター、間一髪デジャー・ソリス
を水攻めの檻から救い出す、の図。
カーターがちょっと色男風。

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