第１、第２シリーズ）火あぶりにされているのはジェーンか。救出に向かうターザン。
未訳につき例によって裏表紙の釣書をご紹介します。

Tarzan of the apes had heard only rumors of the Kavuru - a race of strange white savages. But when they stole the daughter of Muviro, chief of the Waziri, the Lord of the Jungle set out in search of their legend-shrouded village on a mission of rescue - or, if need be, of revenge. He could not know that his trail ran close to that of a strange group of survivors of a crashed plane - including his beloved mate, Jane - who struggled for survival against the terrors of Africa and an even worse danger within their own party. But the stranded Europeans and the ape-man were destined for a rendezvous of blood and fire - in the dreaded temple of the Kavuru.
猿人ターザンは、謎の白い野蛮人種族カヴルーKavuruについては単なる噂しか聞いたことがなかった。しかし、彼らがワジリWaziri族の首長ムヴィロMuviroの娘をさらったとき、ジャングルの王者は彼らの伝説に包まれた村を捜す旅に出たのだった　−　救出のため、そしてもし必要ならば、復讐のために。彼は、彼の進路が墜落した飛行機の生存者たちの奇妙な一団のすぐそばを通っていること、そしてその一団の中には最愛のジェーンもいることなど知るよしもなかった。その一団はアフリカの恐怖に対抗して生き延びるために苦しんでおり、そしてまた、それ自身の中により悪しき危険を抱えていた。しかし、立ち往生したそのヨーロッパ人たちと猿人は、やがてカヴルーKavuruの恐怖の神殿において、鮮血と火炎とのなかで巡り会うことを運命づけられていたのである。