バローズの死後発見された「野性のペルシダー」を含む最終第７巻。本篇の主人公はダイアンとオー・アアの二人の美女（と人喰い爺さんかな）。バローズ後期の形式である中篇連作のかたちを取っています。（実を言うと私はこの形式はあまり好きではありません。なんか主人公がうろうろしているだけみたいに思えるんですよ。）
第二篇の「青銅器時代の男たち」に黄色人種のエセ宗教国家が出てきます。雑誌掲載が戦争中の１９４２年なので、「黄色人種」というと日本をコケにしていそうにも思えるのですが意外と進んだ文明を持っていたりして結構戸惑います。

これは初版ですので箱は＜文字のみ＞のものです。