９１年７月初版のデル・レイブックスの「金星の死者の国」。
表紙の場面はガントールGantorに乗ってコルヴァKorvaの目抜き通りを行進するカースンCarsonとドゥーアーレーDuareか・・・・・ってそりゃ「金星の独裁者」のシーンでは！
デル・レイ版では第２巻と第３巻の表紙が入れ替わっているようです。ガントールは第３巻初出であって「死者の国」には登場せず、また第３巻表紙のクルーノバーガンKloonobarganは第２巻には出てきませんから。困ったモンです。
この表紙のカースン、なんかふんぞり返ってて若造っぽくていいですね。好き嫌いはありましょうが私はこの絵のような解釈も面白いと思ってます。地球にいるときからすでに年齢不詳であったジョン・カーターJohn Carterが最初から神秘性を帯びているのに対して、アメリカの金持ち青年カースンがパリパリのヤンキーである、というのは一つの見方として意味があります。


［エースブックス旧版］
［エースブックス新版］
［フォア・スクエアブックス版］
［Ｎ・Ｅ・Ｌブックス版］
［バイソンブックス版］