旧版・新版いずれも水の描写がなんとも素晴らしいではありませんか。旧版の滔々と流れる水、そして新版のはじけ飛ぶ水。
旧版のこの絵はキャスパックの「時の深き淵より」の表紙にも使われています。アメリカのぺーぺーバックでは（というよりエースブックスでは）この種の絵の使い回しがいくつか見られます。この絵にはペルシダーの小衛星が描かれていて、間違いようがないと思うのですが、絵の右上を少しカットして、小衛星の輪郭を題字で隠すとキャスパックらしくもなるのです。

←「時の深き淵より」エース大型版表紙。


［デル・レイブックス版］
［タンデムブックス版］

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